水辺の次は神話 ─ 奥沢の宮本三郎記念美術館、2027年3月14日まで
9月6日に「水辺をめぐって」が閉じた奥沢5丁目の宮本三郎記念美術館で、10月1日から展覧会「宮本三郎 神話の世界を描く」が始まった。会期は2027年3月14日まで。自由が丘駅から徒歩7分。
水辺が閉じて、神話が始まった
9月6日、奥沢5丁目の宮本三郎記念美術館で「宮本三郎 水辺をめぐって」が会期を終えた。4月1日から続いた、「水」をキーワードにした展覧会だった。最終日については9月5日の記事で取り上げている。
10月1日(木)、同じ館で次の展覧会「宮本三郎 神話の世界を描く」が始まった。会期は2027年3月14日(日)まで。自由が丘駅から徒歩7分。
写実の画家が描いた、幻想的な神話
宮本三郎(1905-1974)は、卓抜した写実表現で知られる洋画家。西洋美術から多くを学んで作品に生かし、その中には神話や宗教の主題も含まれていた。晩年、画業の到達点となった絢爛な色彩の裸婦像にも、神話の世界がしばしば重ねられている。
今回は西洋の神話にまつわる絵画が中心。そこに日本の仏像のデッサンが加わり、東西の文化に根差した造形を紹介する。区の案内は、この展覧会を「写実の画家が描き出した、幻想的な神話の世界」と紹介している。展覧会ページには《ヴィーナスの粧い》(1971年)の作品名が添えられている。
2004年に開いた分館
宮本三郎が長く制作の拠点にした地に世田谷区が建て、2004年4月に世田谷美術館の分館として開いた館。展示室で年2回開催する収蔵品展を通じて、画業を様々な視点から紹介している。
10月12日の月曜は開いている
休館は毎週月曜日だが、祝・休日なら開館して翌平日が休み。10月12日(月・祝)は開館し、翌10月13日(火)が休館になる。11月23日と1月11日の祝日も同じ扱いで、年末年始は12月29日から1月3日まで閉まる。
開館は10時から18時、入館は17時30分まで。観覧料は一般220円、大高生170円、65歳以上と中小生110円、未就学児は無料。世田谷区内在住・在校の小・中学生は、土、日、祝・休日が無料。
女神まつりの2日目
10月12日(月・祝)は、自由が丘駅前ロータリーなどを会場とする第52回自由が丘女神まつりの2日目でもある。
水辺が閉じた館で、神話の会期は2027年3月14日まで続く。