彫刻家・松田光司さんの作品展「武と美」、10月17日から ─ 武道家を題材にした像が加わる5回目
「一枚の布シリーズ」や天女像で女性の美を追ってきた彫刻家・松田光司さんが、武道家・武術家を題材にした作品を加えて作品展を開きます。10月17日(土)〜25日(日)、ギャラリー自由が丘で、入場無料です。
女性像の作家が、武道家を彫る
奥沢のギャラリー自由が丘が、公式サイトの展示予定に彫刻家・松田光司(みつじ)さんの作品展「武と美〜共鳴する波紋〜」を載せています。
会期は10月17日(土)から25日(日)まで。時間は12時〜19時で、最終日は17時に閉まります。入場は無料です。
このギャラリーの展示は、6月と8月にも取り上げてきました。今回は彫刻の番です。
同じギャラリーで松田さんが作品展を開くのは、これで5回目。ただ、今回は中身が少し違います。
「一枚の布」と天女像のあとに
これまでの展示の中心は、約20年にわたってテーマにしてきた「一枚の布シリーズ」や天女像など、女性の美を追った作品でした。
今回はそこに、武道家・武術家を題材にした「武」の作品が加わります。立体とレリーフを合わせて、約40点を並べる予定です。
出品作のひとつが「躰道レリーフkd.8 <モデル:中野哲爾>」。サイズはH42×33.7cmです。
優美な女性像と、頑強な男性像。一見まったく別物に見える2つを、ギャラリーの担当者は「この2つをつなぐのは凛とした空気を感じさせる『波紋』」と話しています。
野球殿堂のレリーフを手がけてきた人
松田さんは1965年、愛知県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了しています。1989年には、同大美術学部の卒業制作展で「サロン・ド・プランタン賞」を、東京都美術館の新制作展で「新作家賞」を受けました。
手がけるのは、人物を題材にした具象彫刻です。2002年からは野球殿堂入り表彰者のレリーフを制作。日本野球発祥の地モニュメント(2003年)、箱根駅伝90回記念モニュメント「絆」(2014年)、嘉納治五郎像(2019年)も松田さんの作品です。作品は全国40か所以上に設置・収蔵されています。
18日の対談、毎日の在廊
会期中の10月18日(日)16時〜17時には、ギャラリートークが予定されています。作品のモデルも務めた躰道(たいどう)家の中野哲爾(てつじ)さんを招き、「武と美」をテーマに対談します。
彫った人と、彫られた人。その2人が会場で話す1時間が、18日の夕方にあります。
会期中は毎日、作家が在廊する予定です。最終日の25日は、17時までです。