「同じ23日間、5月はフランスの手、8月はLAのTadpoles — 自由が丘1-11-2」
LA拠点のアーティスト Ken Higaki(香川県出身)の日本初個展「Tadpoles」が、8月8日から30日まで DIGINNER GALLERY(自由が丘1-11-2)で開かれている。3日続いた休廊は今日で終わり、明日8月18日から会期後半が再開する。ここは今年の5月にも、フランス・カンペールの画家が同じ23日間だけ壁を占めた場所だ。
3日続いた休廊が、今日で終わる
8月15日、16日、17日。DIGINNER GALLERY の扉は3日間閉じていた。今日はその最終日だ。明日8月18日の朝11時、壁の前にまた人が立てるようになる。
会期はもともと8月8日から8月30日までの23日間。今、その折り返し地点にいる。
LAから、香川から、自由が丘1-11-2へ
壁にかかっているのは、Ken Higaki の個展「Tadpoles」。香川県出身、現在はロサンゼルスを拠点に活動する画家の、日本での初めての個展になる。
DIGINNER GALLERY は目黒区自由が丘1-11-2 にある。作家は日本の田園地域とアメリカ・オレゴン州ポートランドで育った来歴を持ち、複数の文化にまたがる視点から、人間の本能や感情、社会の中で形成される役割を描く。技法はヴェネツィア絵画のそれを活用した具象絵画。
「Tadpoles」 — 二つの形の間で
画像引用: Ken Higaki/DIGINNER GALLERY 公式
タイトルの「Tadpoles」は、in-between state ― 二つの形の間に宙吊りになった生を象徴している。作家自身のアメリカ人としての transition、そして少年から男への transition。ひとつの形に定まる前の、途中の状態。
具象で描かれた身体が、まだ何になるか決まっていない時間のなかにいる。実物は、壁の前に立ってみないとわからない。
5月にも、同じ壁に、23日間
画像引用: Alexandra Duprez/DIGINNER GALLERY 公式
今年の5月、同じ壁に別の作家がいた。フランス・カンペール出身の画家アレクサンドラ・デュプレの個展「Les mains intérieures|内なる手」。会期は5月9日から5月31日までの23日間。動物や植物の要素を交えながら、分裂と変化を繰り返す身体を描く画家だった。
5月はフランス・カンペールの「内なる手」、8月はLAの「Tadpoles」。同じ23日間、同じ壁、身体を主題にした作家が続いた。片方はヨーロッパの内側の視点、もう片方は太平洋を跨いだ二つの土地の視点。並べてみると、この小さなギャラリーの選び方の輪郭が少し見えてくる。
8月30日まで、休廊日は残り1日
会期は8月30日(日)まで。開廊時間は11:00〜19:00、最終日は17:00で閉まる。休廊日は8月24日(月)が残り1日。
明日から23日間の後半が始まる。