「明日23時41分に白露 ─ 18日後、亀屋万年堂に月見団子が一日だけ」
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「明日23時41分に白露 ─ 18日後、亀屋万年堂に月見団子が一日だけ」

明日9月7日、23時41分に白露に入る。16日後に秋分、18日後に十五夜。 そしてその十五夜の朝から夜まで、駅前の亀屋万年堂に月見団子が一日だけ並ぶ。 街の秋、18日で暦が3つ、通り過ぎる。

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明日、23時41分

日付が変わる、その少し前。9月7日の23時41分に、白露に入る。太陽黄経165度。数字だけを見ると、そっけない切り替わりだ。

ただ、この165度という数字が、暦の上で夏から秋の深いほうへ、目盛りを一段送る合図になっている。

白露から16日、9月23日の9時05分に秋分。太陽黄経180度。昼と夜が等分になる、暦の折り返し点。自由が丘の一日のなかで、その9時05分が特別な音を立てるわけではない。それでも、太陽黄経の目盛りは165度から180度へ、確かに15度だけ動いている。

18日後、十五夜の一日

秋分の2日後、9月25日。旧暦8月15日、中秋の名月。

その一日に合わせて、駅前の亀屋万年堂 自由が丘総本店が「お月見団子」を同日限定で販売する。9時から20時。それ以外の日には並ばない。

15個の団子と、三方の箱

主商品は「お月見団子」1,971円。月に見立てた黄団子が1個、白団子が14個。合わせて15個のセット。

国産うるち米粉、みたらしダレ、北海道産小豆のこしあん。紙製の外箱は、組み立てると三方 (さんぽう) になる。ススキのドライフラワーが進呈される。事前予約の受付もある。

数えてみると、団子15個、価格1,971円、販売時間11時間、販売日は9月25日の一日だけ。

9月17日から、少しずつ

十五夜当日だけの話ではない。関連商品は少し早く動き出す。

  • うさぎ薯蕷饅頭 194円、9月17日から9月25日まで
  • 餡入り団子6個 648円、9月24日から9月25日まで
  • お月見団子 1,971円、9月25日のみ

白露から10日後にうさぎが並び、秋分の翌日から餡入り団子が加わり、十五夜の一日に3種類が総本店の店頭に揃う。

明日の23時41分から、9月25日の20時まで。約17日と20時間。そのあいだに、白露、秋分、十五夜。暦の3つの節目と、老舗菓子屋の一日限定販売が、同じ月の同じ街に並ぶ。数字を並べるとそれだけの話で、それだけの話が、9月の18日間を静かに満たしている。

25日、駅前で

十五夜の朝、団子15個の箱が、駅前の店頭に並ぶ。三方に組み上げるかどうかは、買った人の手に委ねられる。

その日、中秋の名月の夜まで、あと11時間。