日入り18時21分、16日後に17時台へ落ちる街
今日8月23日は処暑。国立天文台の暦計算による東京の日入りは18時21分。ここから中秋の名月の9月25日までの33日間で、日入りは17時34分まで47分早まる。9月8日には初めて17時台に落ちる。街の夕方が縮んでいく季節が始まった。
18時21分、今日の日入り
街灯が点きはじめる時間を、最後にいつ意識したか。思い出せなかったので、暦を引いた。
今日8月23日は処暑。国立天文台の暦計算によれば、東京の日入りは18時21分。9月25日の十五夜には17時34分まで下がる。その差、47分。33日でひと目盛りぶん、夕方が縮む。
自由が丘の夕方は、これから毎日、少しずつ短くなっていく。
33日、47分
数字で追う。
8月23日の18時21分から、まず8月末までの動きが速い。8月26日に18時17分、8月末の31日には18時10分。ここまでで11分。
9月に入ると、日入りは18時を割る速度で下がる。9月1日18時09分、9月7日18時01分。そして9月8日、17時59分。ここで初めて「17時台」の日入りが来る。二桁の秒針が、ひと文字ぶん軽くなる瞬間だ。
9月15日17時49分、9月22日の秋分の日には17時39分。9月25日の十五夜が17時34分。ここまで累計47分。
47分。カフェで一杯コーヒーを飲む時間、駅から家までの往復、緑道を端まで歩いて戻る時間 — そのぶん、街の明るい時間が短くなる。
街灯と、雷雨の隙間と
気象庁の17時発表の予報では、今夜の東京23区は所により夜のはじめ頃まで雨、雷を伴い激しく降る。処暑の入りの日、空は必ずしも澄んでいない。
それでも、雨雲の切れ間から見える薄明の色は、8月前半と比べれば観察できる違いがある。18時台の後半に、まだ空が明るかった夏至の頃と比べれば、今の夕方は数字のうえで短くなっている。街灯が点く前の、あの中間の時間 — 昼でも夜でもない、街の輪郭が柔らかく見える時間帯が、日ごとに少しずつ前倒しになっていく。
散歩の折り返しをどこにするか。カフェを出る時間をいつにするか。緑道のベンチに座るなら何時ごろがいいか。これから33日、そういう小さな判断のタイミングが、少しずつ早まる。
9月25日、街にも一つの節目
9月25日の十五夜には、街にも予告が一つ届いている。
自由が丘経済新聞の8月21日の記事によれば、老舗菓子店の亀屋万年堂 自由が丘総本店が、9月25日に「お月見団子」を同日限定で販売する。うさぎ薯蕷饅頭は9月17日から25日、餡入りの月見団子は9月24日と25日の2日間のみ。購入客にはドライフラワーのススキが進呈される。
日入り17時34分の夕方に、この街のどこかで団子が並ぶ。数字と、菓子と、月。9月25日は、そういう日として街に予告されている。
次に見る数字は、17時59分
まずは9月8日。17時59分。日入りが初めて17時台に落ちる日。
その日、駅のホームに立って西の空を見たとき、8月23日の今日と違う色が見えるかどうか — 空の色は、暦計算表には書かれていない。書かれているのは、時刻だけだ。
だから、あとは街を歩いて確かめるしかない。次の観測点は9月8日、17時59分。