百年を越えてきた家具を、店内の工房で直す ─ 緑が丘・パンカーダ
自由が丘グリーンロード沿い、緑が丘2丁目のアンティーク家具店「パンカーダ」。店内の工房では、一人の修復士が一点の家具を最初から最後まで受け持ち、別のスタッフの最終チェックを経て送り出す。
グリーンロード沿いの1階
自由が丘グリーンロード沿い。緑が丘2丁目の建物の1階に、アンティーク家具の店「パンカーダ」がある。
店のなかに、工房がある。
先に、近い日のお知らせを。公式サイトによれば、10月25日(日)はクローズ (2026年10月12日確認)。営業時間は2025年5月から11時〜17時で、水曜定休、ほかに不定休がある。
一人が、一点を
公式サイトの紹介では、パンカーダは店内に工房を併設し、経験を積んだ専任の修復士が、一つ一つの家具を一貫して修復している。一人が一つのアイテムを最初から最後まで担当する。仕上がると、別のスタッフが最終チェックをして、それから納品。
一人。一点。最後に、もう一人の目。
修復とは、その家具が本来あるべき姿に戻すこと。店は、そう定義している。
フレンチポリッシュと、ワックス
修復工房のページには、手がける作業が5つ挙がっている。
塗装は基本的にフレンチポリッシュとワックスで仕上げる。ラッカーやウレタンの仕上げではない。テーブルやイスのぐらつきといった、構造の修理。ブックケースやキャビネットの扉の、たてつけの調整。イスの座面の張替え。それから、キズの補修。
最後の一つには但し書きが付いている。元々のコンディションによっては、キズや染みが残ることもある、と。
何代にもわたって
英国をはじめとするヨーロッパのアンティーク家具は、最初から「何代にもわたって、長く使えるように」という考えのもとに作られている。店のページはそう書く。使いこまれ、ときにはメンテナンスを経て、いまに受け継がれてきた家具だ、と。
修復の技術は国によって違い、工房によっても違う。英国なら英国、イタリアならイタリア。何度も修復を経てきた家具は、その修復の伝統と奥深さまで受け継いでいる、とも書かれている。
扱うのは、1800年代後半から1900年代初頭を中心にしたヨーロッパのアンティーク家具、照明、ステンドグラスと小物。100年を超えた”ほんもののアンティーク”が中心だという。LAPADA(英国美術骨董協会)とCINOA(世界的美術骨董協会)の正規メンバーでもある。
店内の工房で手を入れられた一点も、その長い受け継ぎの列に加わっていく。
柿の木坂から
2013年1月の自由が丘経済新聞によれば、パンカーダは前年12月23日に開業した。2008年から目黒・柿の木坂にショールームを置いていたが、「大人の街・自由が丘でクラシカルアンティークを紹介したい」と移転を決めた、と同紙は伝えている。出店場所は自由が丘グリーンロード沿いの路面店で、同紙は場所を「自由が丘北口」と書いている。
柿の木坂から、グリーンロードへ。それから13年あまり。現在の公式の住所は、目黒区緑が丘2-5-13 ハイライフ自由が丘1階。
扉を開ける前に
公式サイトには、来店前の案内も載っている。納品や骨董市への出店で店を空けることがあり、来店の前に一報があると確実だという。在庫の一部は倉庫にあって、自由が丘の店頭にすべての品があるわけではない。見たい品が決まっているときは前もって問い合わせを、とある。
扉を開ける前に、まず一報を。
この記事に出てきた店
- アンティークファニチャー パンカーダ 公式サイト
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