「スイーツフォレストの跡地に、味・見・実の940㎡」
自由が丘スイーツフォレストが17年で閉じた同じ2〜3階に、味・見・実を掲げる940㎡の複合施設「mimimi JIYUGAOKA」が10月上旬に開く。
あの場所が、また灯る
緑が丘2-25-7、ラ・クール自由が丘の2〜3階。17年で幕を閉じた自由が丘スイーツフォレストの跡、約940㎡はしばらく静かだった。
10月上旬、同じフロアが「mimimi JIYUGAOKA」として開く。運営は岡田不動産。掲げるのは味・見・実の3つの輪。レストラン、アートギャラリー、ビルの中で野菜を育てるファームがひとつの施設に並ぶ。入場は無料。
3つの輪 — 味、見、実
「味」はレストラン4店。共通して20mのオープンキッチンを備え、席数は約70。昼はデリのビュッフェ、夜は多国籍の創作料理へ切り替わる。
4店の内訳は、新ブランドのビストロ、フォーや花鍋を出すエスニック店、銀座の予約困難店の新ブランド鮨店、そしてミシュラン星付きの店で修行したシェフの生パスタ専門店。
「見」はアートギャラリー。現代アートの展示に加え、音楽・演劇・トークイベントに対応するスペースを備える。プロデューサーは自由が丘アート委員会の発起人でもある有冨史浩氏。
「実」はビルの中のファーム。俳優の小林涼子氏が代表を務める AGRIKO FARM が運営し、魚の養殖と水耕栽培を組み合わせるアクアポニックス方式で野菜を育てる。育てた野菜は同じ施設のレストランへそのまま供給され、食育のワークショップも予定されている。リリースには「ビル産ビル消」という言葉が記されている。
銀座の鮨と、館内で育った野菜が同じ皿に
同じフロアで、銀座の予約困難店が送り出す新ブランド鮨店の握りと、館内で育った野菜を添えた生パスタが提供される。その野菜は、施設内のアクアポニックスで魚と一緒に循環する水から育ったもの — 自由が丘では見かけない組み合わせだ。
代表取締役の岡田一弥氏はコメントで「『mimimi』が進化を続けながら、次の自由が丘のスタンダードとなり、自由が丘の街の新しい未来に結びついていって欲しい」と述べている。
10月上旬、3つの扉
自由が丘駅南口から徒歩約5分。かつて甘い匂いで満ちていた940㎡に、鮨と生パスタ、水槽の音、ギャラリーの静けさが、10月上旬に同居する。
スイーツフォレストが閉じたあの場所を毎週通り過ぎていた人は、10月、看板が変わっているのを見ることになる。そのときまた、この場所に立ちにこよう。