10ヶ月目の学園通り、餡バターを塗ったクレープが土曜に立ち上がる
学園通りのRoasted COFFEE LABORATORY自由が丘店、開業から10ヶ月の2026年7月18日にクリスピークレープ3種を出す。主役はコーヒー餡バター950円、自家焙煎エスプレッソを餡と合わせる。
10 ヶ月、餡から始まった店が餡を塗り直す
渋谷 2016 年、焙煎所を併設した一杯から始まった Roasted COFFEE LABORATORY が、自由が丘の学園通りに常設 2 号店を開いたのは 2025 年 9 月 19 日。JOURNAL STANDARD FURNITURE の一角、正面口から徒歩 5 分。開業時の看板は「コーヒーあんドーナツ」385 円だった。宮城県白石市の竹鶏たまごを練り込んだブリオッシュ生地に、自由が丘限定ブレンドのエスプレッソを溶いたあんを合わせた一品。餡とエスプレッソ、この組み合わせで店は 10 ヶ月を過ごしてきた。
そして 2026 年 7 月 18 日 (土)、その餡がクレープに乗る。
コーヒー餡バター 950 円、パリパリの下に
新商品「クリスピークレープ」3 種の主役は、コーヒー餡バター 950 円。生地は「パリパリと軽やかな食感と、コーヒーの豊かな香りを楽しめる」と発表にある。生地そのものにコーヒーを練り込んでいるのだ。焼き上がりの断面から自家焙煎エスプレッソの香りが立ち、そこに餡と冷たいバターが挟まる。
餡バターというフォーマットは自由が丘の街でもいくつかの店で見かける。ただ、生地にコーヒーを織り込み、餡そのものにもエスプレッソを溶いたこの延長線上の餡バターは、この店にしかない。ドーナツで確立した組み合わせを、パリパリの薄い生地に置き換えたらどうなるか。10 ヶ月の答えが土曜の朝、ショーケースに並ぶ。
添えの 2 品、価格帯の呼吸
同時発売の残り 2 品は、ソルティーバターキャラメル 1,188 円と、ピーチミルクティー 1,458 円。名前の並びを見るだけで、コーヒー餡バターから塩キャラメル、そして夏の桃と、季節と価格の階段が組まれているのがわかる。1,458 円のピーチミルクティーは、いわゆる「コーヒー店で食べるスイーツ」の相場を少し越える。ただ、桃を乗せた夏のクレープを 8 月まで引っ張るなら、その値付けにも理屈は通る。
ちなみに軽井沢・プリンスショッピングプラザには 7 月 24 日から 9 月 27 日までキッチンカーで期間限定出店。そちらは信州ミルク、コーヒー餡バター、桃ミルク、トリュフハムチーズの 4 種構成で、コーヒー餡バターだけが両会場に登場する。自由が丘の学園通りで食べる一皿と、軽井沢の避暑地で食べる同じ一皿。街が違えば、餡が触れる指先の温度も、外を歩いてきた口の温度も違う。
土曜の朝、学園通りで
平日は 9 時、土日祝は 11 時から。7 月 18 日は土曜。11 時に学園通りを歩いて、コーヒー餡バター 950 円を一つ買ってベンチで開ける。パリパリの音の後に、餡とエスプレッソが同時に来る。次の週末、その順番を確かめに行く。