連載 · 金曜

自由が丘の素顔

hidden gem

住人の距離感で出会う、隠れ家的な店や場所を静かに紹介する金曜の連載。囁き声 voice、1000-1800 字。

21 本の記事

季節の皿で"家"に招いて18年目 ─ 奥沢・九品仏のフレンチ KOST
飲食

季節の皿で"家"に招いて18年目 ─ 奥沢・九品仏のフレンチ KOST

「自由が丘より少し離れた奥沢・九品仏にあるフレンチレストラン」。公式サイトでそう名乗る KOST は、2009年に奥沢で開業して18年目。季節の皿で、店のいう"家"に客を招いている。

百年を越えてきた家具を、店内の工房で直す ─ 緑が丘・パンカーダ
街並み

百年を越えてきた家具を、店内の工房で直す ─ 緑が丘・パンカーダ

自由が丘グリーンロード沿い、緑が丘2丁目のアンティーク家具店「パンカーダ」。店内の工房では、一人の修復士が一点の家具を最初から最後まで受け持ち、別のスタッフの最終チェックを経て送り出す。

すべての皿に、蕎麦を ─ 緑が丘2-25-17、鴨蕎麦 尖の一斉スタート
飲食

すべての皿に、蕎麦を ─ 緑が丘2-25-17、鴨蕎麦 尖の一斉スタート

緑が丘2丁目のマンションの一角、「鴨蕎麦 尖(とつ)」。2017年に鴨せいろ一本の専門店として紹介された店は、2023年の取材時点で、コースの全皿に蕎麦を使っていた。

職場と家のあわいに、気仙沼の炭火 ─ 奥沢6-31-18、料理長 内海竜也の炉端
飲食

職場と家のあわいに、気仙沼の炭火 ─ 奥沢6-31-18、料理長 内海竜也の炉端

自由が丘駅南口から奥沢の方角へ、5分ほど歩いた先。「ロ・カーサ自由が丘」の1階に、炭火が焚かれている店がある。「旬炉 あわい」。店名の「あわい」は、漢字の「間」に由来する。

熊野神社参道の秋、開業から17年 — 香辛堂、挽きたてで渡される160種の粉
飲食

熊野神社参道の秋、開業から17年 — 香辛堂、挽きたてで渡される160種の粉

熊野神社の参道沿いに、木製の看板が立っている。2009年に開いた小さな店で、開業から17年になる。オーダーを受けてから、160種のスパイスを挽いて渡す。

奥沢3-45-2、20年目の秋 ─ 小麦13種と酵母5種が並ぶ、住宅街の一角
飲食

奥沢3-45-2、20年目の秋 ─ 小麦13種と酵母5種が並ぶ、住宅街の一角

自由が丘駅の南口を出て、奥沢の方角へ7分ほど歩いた先。奥沢駅からは1分と離れていない路地に、木製のドアの小さなパン店がある。2006年11月に開いた店が、今年で20年目の秋を迎える。

奥沢5-24-2、月火が休む扉 — イレールビス自由が丘、姉妹店の系譜と裏通り
飲食

奥沢5-24-2、月火が休む扉 — イレールビス自由が丘、姉妹店の系譜と裏通り

自由が丘の南口から歩き始めると、道は少しずつ静かになっていく。奥沢5-24-2、両駅のちょうど中間に、月火は休む扉がある。イレールビス自由が丘。

1階の扉と、創業当時から変わらないパンケーキと、テラスに犬
飲食

1階の扉と、創業当時から変わらないパンケーキと、テラスに犬

目黒区自由が丘2-9-23、ラポール自由が丘の1階に扉がある。Instagram公式プロフィールに「since 1977」と掲げる、イタリアン カスタネット。

油の中に緑がひとしずく — 緑が丘わび助、12席で揚がる7:3の音
飲食

油の中に緑がひとしずく — 緑が丘わび助、12席で揚がる7:3の音

緑が丘駅を出てすぐ、マンション1階の12席。油には、しらしめ油とオリーブオイルが7対3で合わせられている、と東急の緑が丘紹介記事に書かれている。

TEA HOUSE の名前だけが残っている — 三笠ビル地下、15 年の流れ
街並み

TEA HOUSE の名前だけが残っている — 三笠ビル地下、15 年の流れ

自由が丘駅から徒歩 2 分、三笠ビル地下の店。店名は今も「TEA HOUSE hyphen」。けれど今、扉の向こうにあるのは、紅茶専門店ではない。

九品仏川緑道の角地に、18年 — Eckepunkt、名前どおりの白い一軒家
街並み

九品仏川緑道の角地に、18年 — Eckepunkt、名前どおりの白い一軒家

九品仏川緑道を奥沢方向に歩くと、道が角に折れる場所に、白い一軒家が立っている。店名は Eckepunkt。ドイツ語で「角地」を意味する言葉。2008年に開いて18年、2019年に九品仏駅前の姉妹店が加わり、2020年6月からは完全予約制で運営されている。

学園通りに宝石箱がひとつ、21年 — フローリスト シャール フラマンという扉
街並み

学園通りに宝石箱がひとつ、21年 — フローリスト シャール フラマンという扉

学園通りを歩いていて、住宅と店が混じる並びの一軒家。看板は控えめで、扉の向こうには花のためだけに用意された部屋がある。2005年から21年、パリ帰りのフローリストが自由が丘2丁目で続けているアトリエ。

大井町線の踏切音が遠ざかる路地に、3年目のガレットが焼かれている — cafe enn
飲食

大井町線の踏切音が遠ざかる路地に、3年目のガレットが焼かれている — cafe enn

自由が丘駅南口から等々力通りを南下、女神通りを抜けて熊野神社の先。大井町線の踏切音が遠ざかる路地の一画に、cafe enn がある。ガラス戸のステンドグラスを開けると、テーブルクロスとアンティーク家具の20席。3年目の朝。

亀屋万年堂の向かい、うつわが暮らしに寄り添う店 — 生活民芸 なかむた
街並み

亀屋万年堂の向かい、うつわが暮らしに寄り添う店 — 生活民芸 なかむた

自由通り沿い、熊野神社の裏、亀屋万年堂 総本店の向かい。ナボナを買った帰りに、道の反対側に眼をやると、波佐見や小鹿田、やちむんの器が並んでいる。日々の食卓に降りていく類いの器だ。

1948年から本が回り続けている古書店 — 西村文生堂、自由が丘2-11-8
街並み 目黒区自由が丘 2-11-8

1948年から本が回り続けている古書店 — 西村文生堂、自由が丘2-11-8

梅雨の午後、自由が丘2-11-8の白と黒の店内に、洋書が背を並べていた。 3代目の言葉が、Hanakoの記事に残っている。本が循環するから、古本屋が成り立つ、と。

路地奥の一軒家で23年 — BROCANTE、目の前に来た船に乗ったふたり
街並み

路地奥の一軒家で23年 — BROCANTE、目の前に来た船に乗ったふたり

自由が丘3-7-7、駅から少し離れた住宅街の路地奥。シャビーな一軒家でフランスの古道具と植物が同居して23年。店主夫妻は30歳と生後6ヶ月の子を抱えて開業し、いま週4日、午後だけ扉を開けている。

自由が丘発祥の繭が、1956 年から棚に並んでいる — 蜂の家本店
飲食 目黒区自由が丘 2-10-6

自由が丘発祥の繭が、1956 年から棚に並んでいる — 蜂の家本店

駅から徒歩 1 分。自由が丘 2-10-6 の店に、繭の形をした 5 色の最中が並んでいる。 1956 年から、この棚は続いている。

街にひとつ残った銭湯が、ただの銭湯ではなくなった日 — みどり湯69年目
街並み

街にひとつ残った銭湯が、ただの銭湯ではなくなった日 — みどり湯69年目

自由が丘エリアに残る銭湯は、いま一軒だけ。創業者がかつて経営した7軒の最後の一軒、みどり湯。69年目の今は、隣にギャラリー、その2階に茶室を背負っている。

nu cafe — 18年、ミシンの音と一杯のコーヒーが同居する裏路地
飲食

nu cafe — 18年、ミシンの音と一杯のコーヒーが同居する裏路地

自由が丘の大通りから一本入った住宅街の裏路地。同じ建物の中で、片側ではミシンが回り、片側ではコーヒーが淹れられる。2008年に始まり、18年が経った二刀流の店がある。

本店が眠った1年半、神社前の焙煎所がコーヒーを支え続けた
飲食

本店が眠った1年半、神社前の焙煎所がコーヒーを支え続けた

九品仏川緑道を奥沢方向へ歩き、商店街を一本抜けると、奥沢神社の鳥居が見えてくる。その向かいに、7席の焙煎所がある。1980年から続く老舗喫茶の2代目が、本店の建て替え休業の4ヶ月前に始めた店。そのまま本店休業の1年半を一人で支え、本店が戻った今も9年並走している。

予約という静けさ — 喫茶二十世紀が自由が丘に持ち込んだもの
飲食

予約という静けさ — 喫茶二十世紀が自由が丘に持ち込んだもの

90 分の予約枠が、街の喧騒を外に置いていく。自由が丘正面口を出て少し歩いた先に青いドアがある。その奥に、閉店した老舗喫茶店の家具が新しい時間を支えている。