「1853年のラバーブーツが、円になって並ぶ ─ AIGLEが国内最大の売場を自由が丘に置いた日」
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「1853年のラバーブーツが、円になって並ぶ ─ AIGLEが国内最大の売場を自由が丘に置いた日」

昨日9月17日、フランスの老舗アウトドアブランド AIGLE が、国内最大となる約159㎡の売場をミューズスクエア2階に開いた。中央に置かれた円形の売場は「Rubber Forest」と名付けられ、173年前から作り続けてきたラバーブーツがそこに集められている。

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中央に置かれたのは、円

昨日9月17日、フランスのアウトドアブランド AIGLE が、国内最大となる約159㎡の売場をミューズスクエア2階に開いた。営業時間は10時から20時。

店に入ると、まず目に飛び込むのは中央の円形の売場だ。「Rubber Forest」と名付けられたこの空間には、ブランドを象徴するラバーブーツが一挙に並ぶ。左右にはメンズとウィメンズのアパレルやアクセサリー、そしてドッグコレクションが配置される。

円の周りを歩きながら気づく。173年前のフランスから続く一本のブーツの系譜が、いま自由が丘の2階で並んでいる。

なぜ、国内最大を自由が丘に

159㎡。これが国内最大の売場面積。同ブランドの担当者は「エーグルのライフスタイル提案が自由が丘の洗練された地域にマッチする」とコメントしている。狙いは女性客へのリーチ強化。ファッション、レストラン、コスメが同居するミューズスクエアという施設の性格を、意識的に選んだかたちだ。

もう一つの手がかりは、9月16日に発売された「AIGLE by SETCHU」というカプセルコレクション。SETCHU の創設者・桑田悟史がアーティスティック・ディレクターを務める。フィッシングやテクニカルなアウトドアウェアからインスピレーションを得た設計で、エレガンスとパフォーマンスの融合を特徴とする。旗艦店の幕開けに、このデザイナーコラボを合わせた。

アウトドアブランドが、女性リーチとデザイナーとカプセルコレクションで開ける ─ この組み合わせは、単なる大型出店ではないことを示している。

1853年、鷲の名前を持つブランド

AIGLE の始まりは1853年。アメリカ人のヒラム・ハッチンソンとチャールズ・グッドイヤーが、フランスのロワール地方で創業した。当初はラバーブーツを主に生産する工場だった。その後、レインコート、スポーツシューズ、アパレル、バッグへとラインナップを広げていく。

ブランド名「AIGLE」は、創業者の出身国アメリカの国鳥「鷲」のフランス語訳に由来する。創業から160年以上経った現在も、レインブーツはフランスの伝統的な製法でハンドメイドされている。

173年前の工場でつくられていたゴム長靴が、今日、自由が丘の円形の売場に並んでいる。

59テナントのなかの1つとして

AIGLE の出店は、ミューズスクエアという枠組みのなかで理解する必要がある。この駅前複合施設は9月17日に開業。地上15階・地下3階建て、高さ約60m、商業・住宅・オフィスが融合する。商業部分は地上1〜5階と地下1階。59店舗が入り、店舗面積は約1万1000㎡。自由が丘駅北口から徒歩1分。

自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合とヒューリックが主導し、約30の地権者の敷地を統合してできた施設だ。「街として次の100年に向かってのスタートを象徴する施設」と位置づけられている。

59のうちの1つ。しかし国内最大の売場でもある。この施設のなかで、AIGLE は自ら選んで女性リーチと自由が丘という組み合わせを試している。

次にこの街を歩くとき

円形の売場を見にいくか、まずはミューズスクエア2階に上がってみるか。北口から徒歩1分。10時から20時まで開いている。

173年の歴史を持つブランドが国内最大の売場をこの街に置いたことが、次にこの北口を通るたびに、円形の売場の光景として視界に残る。